インターネットに接続するためのサービスも提供会社やプランの種類が増えて、私たち利用者にとっては選択肢が増える一方で非常に分かりづらくなっています。
いろんな選択肢がありますが、それでも何年も前にした契約から変えていない人が多いのが現状です。
正しく理解して契約プランを見直すだけで、毎月 ○百円〜○万円単位で経費削減できる可能性があることを知っておきましょう。
なぜ、回線契約を変更しない人が多いのか?
契約変更しない理由で多いのが以下の4つです。
- プランが複雑で違いが分からない。
- 過去に騙された経験がある。
- メールアドレスを変えたくない。
- NTTが好き(安心感がある)。
しかし、ちょっと詳しい人から見ればもったいない使い方をしている(厳しい言い方をすれば「無駄金を払っている」)人が非常に多いのが現実です。
特に法人や個人事業主の方ほど、その傾向は強いように感じます。
まずは大まかな契約の種類から理解しましょう。
インターネット契約の種類
インターネット契約は大きく分けて2種類あります。
そして、それぞれメリットとデメリットがあります。
- ADSL…従来の電話回線を使ってインターネット接続。
メリット:従来の電話回線を利用して通信するため、工事の必要がない。
デメリット:利用場所がNTT基地局から遠ければ遠いほど、通信速度が遅くなる。
- 光回線…専用の光ファイバーを使ってインターネット接続。
メリット:距離や外的要因による影響を受けないため、通信速度が安定している。
デメリット:開通するのに回線工事する必要がある。非対応エリアがある。停電時には利用できない。
高度な情報社会となった現代では、安定的な高速インターネット通信が必須といっても過言ではありません。
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厳密にいうと、インターネット接続するには、これとは別にプロバイダー契約が必要(相場は月々1,000円程度)です。プロバイダーとは、簡単にいえば貴方の家のインターネット回線と公共インターネットを結ぶ仲介役です。
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ADSL廃止の流れ
2017年4月6日、NTT(東西日本電信電話株式会社)では従来のアナログ電話回線から、インターネット回線を利用したIP電話網への切り替えスケジュールを正式発表しました。
ADSLの完全廃止が確定したわけではありませんが、2024年初頭から2025年に掛けてIP電話網へ切り替え作業が行われる予定です。
インターネットと固定電話の契約はまとめた方がおトク
近年では光ファイバー対応エリアが急速に拡大しており、わざわざADSLを使っている人は少ないです。
…が、なぜか光インターネット+アナログ電話回線の組み合わせで使っている人が相当数います。
数年前まではアナログ電話回線が必須となる警備システムや警報器、専用線を使った銀行端末を利用している、もしくは電話機自体が光回線に対応していないなどの理由で切り替えできない方もいましたが、最近はむしろ光回線への切り替えを推奨しているものが多いです。
では、料金面ではどんな違いが出てくるのでしょう?
一般的なNTT回線で基本料を比較してみましょう。
[su_highlight background=”#c0fbfe”]光ネット+アナログ電話(加入電話)[/su_highlight]
フレッツ光ネクスト(もっともっと割適用時) 3,810円/月
NTTアナログ電話(住宅用) 1,450円〜1,700円/月※取扱所の等級により変動。
小計 5,260円~5,510円
[su_highlight background=”#c0fbfe”]光ネット+ひかり電話[/su_highlight]
フレッツ光ネクスト(もっともっと割適用時) 3,810円/月
ひかり電話 500円/月
小計 4,310円
同じ使い方でも、アナログ電話をひかり電話に替えるだけで最大1,200円/月も削減することが可能です。
明細も一つにまとまって見やすくなります。
通話料についても、アナログ電話は最安8.5円/3分を基準に距離に応じて通話単価が変動するのに対し、ひかり電話は一律で8円/3分なので基本的には高くなることがありません。
まとめ
- 多種多様な契約プランがあるのに高いまま使っている人が多い。
- インターネット契約にはADSLと光回線があり、現在の日本社会は光回線への完全移行を目指している。
- 料金的にはネットと電話どちらも光回線にまとめた方がおトク。
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