近年ではプロバイダー内包型のインターネット接続サービスが増えています。
そのうちのひとつが「フレッツ光コラボ」と呼ばれるもの。
今回はこのプロバイダー内包型インターネット接続サービスについて簡単にご説明します。
プロバイダーとは?
パソコン関係が苦手な方の中には「そもそもプロバイダーってなんだろう?」「今さら聞けない・・・」という方が多いです。
特にスマホでインターネットを使う人が増えてからは、「スマホではプロバイダーなんて必要ないのに、自宅のネットは別で契約が必要なの!?」って方もよくいます。
プロバイダーとはインターネットに接続するためのサービスを提供する事業者のことです。
分かりづらいですね。
簡単に言ってしまえば、ドアキーパーの役割をするサービスです。
フレッツ光などの回線工事が終わったら、このドアキーパー(プロバイダー)に扉を開けてもらわないと、外の世界と行き来(インターネット接続)することができないのです。
つまり、インターネットを利用するには回線契約の他にプロバイダー契約が必須ということです。
プロバイダーは ISP(英語: Internet Service Provider)と表現されることもあります。
[aside type=”normal”]実はスマホでもガラケーでもプロバイダー契約をしないとインターネットには接続できないのですが、わざわざそんな説明をする販売員はいません。
携帯電話の大手3社ではドコモの spモード / iモード、ソフトバンクの ウェブ使用料(旧:S!ベーシックパック)、auの LTE NET / IS NET / EZ WIN がそれにあたります。いずれも月額300円。[/aside]
プロバイダー契約をしていると、プロバイダーメールと呼ばれるメールアドレスの利用も出来ます。たとえばOCNの場合、@の後ろにocn.ne.jpが付いたメールアドレスを作成することができます。
しかし、プロバイダー内包型インターネット接続サービスを利用している場合は別途、プロバイダー契約をする必要はありません。
プロバイダー内包型インターネット接続サービス
プロバイダー契約が不要なインターネットサービスではコミュファ光などが有名ですが、光コラボレーションが始まってからは「フレッツ光コラボ」と呼ばれるサービスを各社が提供しています。
フレッツ光コラボ
通常だとNTTが利用者に直接提供しているレッツ光を、事業者に卸売りし、事業者から利用者に販売するのがフレッツ光コラボ商品(光コラボレーション)です。
コラボレーション事業者はドコモ・ソフトバンク・auといった携帯電話キャリアの他、OCN・フォーバルなどの通信事業者、TOKAIなどのインフラ事業者、さらにはミュージシャンとのコラボなど多種多様です。
利用者にはセット割引や、料金値引き等のメリットがあります。
[aside type=”normal”]例)ソフトバンク光の場合、契約者本人とその家族のスマホ料金が2年間割引されます。
参考:おうち割[/aside]
重要なのはNTTのフレッツ光を卸売りしているという点で、回線自体はフレッツ光そのものなので、回線品質は通常のフレッツ光と変わりません。
そして、インターネット契約の中にプロバイダーのサービスが含まれているため、基本的にはプロバイダーは不要になります。
まとめ
基本的には通常のフレッツ光を使い続けるなら、フレッツ光コラボ商品に切り替えた方がお得です。
しかし、注意点もあるのでいくつかご紹介します。
- 初期費用が掛かる。→更新月の確認は忘れずに
- 現状の使い方によっては安くならない場合もある。→格安プロバイダー等
- プロバイダーメールが使えないものもある。→残す場合、メールアドレスの契約料金はかかる
- 回線が不安定になる場合がある。→ご利用のルーターが原因の場合が多い
- NTTを名乗る悪徳業者がいる。→NTTの代理店は良いが、NTTと名乗るテレアポは悪徳業者がほとんど。電話だけでの契約完結は特に注意!!
しっかり比較して、おトクにインターネットを利用しましょう。
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