auではiPhone7とiPhone8で規格の違うSIMカードを用いて通信しています。そこで、それぞれのSIMカードを相互に入れ替えた場合に通信ができるのか検証してみました。
なぜSIMカードが違うのか?
そもそもauのこの2機種でSIMカードが違う理由は、通信規格に由来します。auのiPhone7はLTEで通信しますが、iPhone8はVoLTE(ボルテ)です。
VoLTEとは「Voice over Long Term Evolution」の頭文字を取った略称で、LTE回線を使って音声通話を行う通信規格です。
この通信規格の違いにより、SIMカードの規格も違うのです。
SIMカードを入れ替えて通信テスト
早速、SIMカードを入れ替えてみましょう。
画像は向かって左のiPhone8にLTE(iPhone7)のSIMカードを、右のiPhone7にVoLTE(iPhone8)のSIMカードを入れた状態です。
iPhone8は「圏外」になっていますが、iPhone7は電波を受け取っています。
実際、VoLTEのSIMカードを挿入した状態のiPhone7で、インターネットの閲覧、音声通話が出来ることを確認しました。
なお、LTEのSIMカードを挿入したiPhone8は、画像の通り「アクティベーションが必要です」と表示されモバイル通信はできませんでした。
iPhone6Sでも検証
同様にLTE通信のiPhone6SにVoLTE(iPhone8)のSIMカードを挿入した場合も、インターネットの閲覧および音声通話が可能でした。
まとめ
auのiPhone6S、7にiPhone8(VoLTE)のSIMカードを挿入しても通信ができました。
逆にiPhone8にiPhone6S、7(LTE)のSIMカードを入れた場合は通信できません。
auのiPhone6S、7からauのiPhone8に機種変更する際は、いざという時の予備機として旧端末を残しておくのもアリかもしれません。
※規格外のSIMカードのご利用は、正式にサポートされている使い方ではありません。場合によっては故障の原因になる恐れもありますので、自己責任でご利用ください。
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